斜陽のアネモネ―夫が愛しんだ花は咲いた―
中原隆（なかはら・たかし）役 三楽章 様
――今回演じていただいた、中原兄弟の第一印象、また、こだわった点等ありましたら教えてください。
隆さんの第一印象は「そっか…そういう人なのね…」です。
「それ本気で言ってんの？」と思ってしまいました。
このあたりは修さんの気持ちに同意する面もあります。
色々な性癖を持っている人がいるので、隆さんのことを否定はしませんが、育ってきた環境で人は変化するというのを具現化した良い例（まぁ良くはないかな…）なのかもしれません。
修さんに関しても「え？そんな兄貴、即ブロックしちゃえばよくない？」って思うのですがブロックするというのは、今現在の人間関係の在り方なので、作中の時代背景だと難しいのかもしれませんね。
なので血の繋がりというのは、中々どうして切りたくても切れない…そういうもどかしさみたいなものを感じました。
こだわった点としては「想いの葛藤」みたいなものを出せたらいいな～と意識して演じました。
――今回演じた中原兄弟と似ている点、また、理解できないなぁという点等ありましたら教えてください。
似ているかどうかはわからないのですが、子供の頃はお小遣いをもらっていませんでしたのでたまに買ってもらえるお菓子を大切にし過ぎて、食べなかったことです。
食べると無くなっちゃうのが、すごく寂しくなってしまうんです。
だから、せっかく買ってもらったお菓子なのですが、お菓子箱の中に色とりどりのお菓子が並んでいるのを見てるのがとっても好きで結局賞味期限切れで食べられなくなってしまうことが多々ありました。
なので隆さんの「愛しているから触れられない」という気持ちには少し似ているのかもしれません。
まぁ僕の場合お菓子なので(笑)
でも同じく愛している人に触れないのは、僕にとっては理解できないですし新しい扉を開いていないだけで僕にはまだわからないのですが、愛している人が別の男と交わっている姿を見ても興奮することは「全く無い」です。
僕、バイクに乗ってるんですけど、自分のバイクを他の人が乗っているのを見ても、興奮しませんし「なんでアイツ、僕のバイクに乗ってんだ？」って気持ちしかわきません。
なので、やっぱり理解はできないですけども、そういう楽しみ方をする人もいるということは受け入れられると思います。
――中原兄弟はお酒が苦手ですが、今までお酒の場で良かったなと思った事、あるいはやってしまったなと思ったことなどありましたら教えてください。
僕もお酒は弱いので、外で飲むことが少ないです。
よかったなと思う事って、そんなにないんですよね。
飲むと眠くなっちゃって、それこそ昔は飲み会に行くと、酔いつぶれるわけじゃなく、眠気に勝てなくて端っこ行って寝てましたｗ
良かったな～と思う事があるとすれば、普段飲まないようなお酒に巡り合えることですね。
自分に合うお酒、合わないお酒があるので、そういった新しい発見があるのはイイコトなんじゃないかな～と思います。
失敗したことと言えば、飲み過ぎて具合が悪くなってしまい、電車の中で倒れてしまったことですかね。
幸いすぐに起き上がることができたので、特に問題もなく家にたどり着きましたが、それ以来量を飲むことをしなくなりました。
適量が大事ですねｗ
――最後に、ユーザーさんへのメッセージをお願いします。
本作をお買い上げくださった皆様、本当にありがとうございます。
皆様のお陰で、シリーズ最終章を締めくくる作品に出演することができ、とても光栄です。
十人十色という言葉がある通り、愛し方、愛され方も人ぞれぞれだと思います。
中原隆さんは少し変わった性癖ですが、それもひとえに愛故の行動です。
少し前にも述べさせていただきましたが、環境が人を育てるものだと思うのできっと、隆さんには、隆さんにしかわからない問題やストレスを抱えてきてしまったからこそこういう愛し方になってしまったのかな～なんて想像しました。
シリーズ通して楽しむのもヨシ、本作品だけを楽しむのもヨシ！
皆様の好みのキャラクター作品を楽しむのもヨシ！
バリエーション豊かなシリーズですので、色々と楽しんでいただければ幸いです。
中原隆という男が、皆様の記憶の１ページに残っていただければ嬉しいです。
ありがとうございました！
