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来館のご案内

時は明治。
欧化主義の象徴たるレンガや石造りの重厚な建物が立ち並ぶ帝都の片隅に、
ひっそりと佇む高級娼館バロック。
昼間は固く閉ざされたその扉は、夜の帳が下りる頃に開かれる。
訪れたあなたを出迎えるのは、見目麗しき男娼たち。
そう、ここは淑女のための秘密の花園。

「歪み真珠(バロック)」の名の如く、彼らは実に様々な姿を見せる。
男娼としての「表の姿」と、ただ甘美な一夜を過ごすも、
秘められた「真実の姿」を暴くも、全てはあなたのお気に召すまま――。

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これは時代の光と影が織り成す、どこか歪んだ恋模様