お帰りなさいませ、お嬢様

今日から私達があなたの執事でございます

高台に佇む豪奢な洋館はそう呼ばれていた。
霞朝で平穏な暮らしをしていたあなたは、ある日突然この館の『お嬢様』であることが判明する。
戸惑うあなたを出迎えたのは、個性派揃いの6人執事達。
一癖も二癖もある彼らに囲まれて、一人前のレディになるための厳しいレッスンが今、始まる――。

  • 「お前が俺の主人に相応しいのか、証明してみろよお嬢様」

    真壁亮

    どんな仕事も卒なくこなす優秀な執事。
    以前は別の屋敷に仕えていたが、そのできる男ぶりに目をつけた周防によって引き抜かれた。
    愛想が無くあまり笑わないため、使用人達には『鉄の表情筋』と呼ばれている。
    しかし同期で館に来た来栖と、メイド服のスカート丈について激論を交わしていたことから、実はむっつりという噂も……。
  • 「オレのレッスンは少し刺激が強すぎたかな? お嬢様」

    来栖玲

    メイド達からの支持率ぶっちぎりナンバーワンのモテ執事。
    これまでいくつもの屋敷に仕えてきたが、その度に屋敷の奥様や御令嬢の心を意図せず(?)奪って追い出されてしまい、悪評から路頭に迷いかけていたところを周防にスカウトされた。
    紅茶の淹れ方や焼き菓子作りが上手く、香水やアロマにも詳しいため、あの手この手でお嬢様を癒してくれる。
  • 「しつけの悪いお嬢様には、教育が必要かな?」

    アーレン・クライヴ

    元はジルの主人だったが、なぜか突然の気まぐれを起こし、本場英国の執事養成学校を卒業したエリート執事。
    執事としての立ち居振る舞いは完璧だが、その言動には意味深で不穏なものが多い。
    滲み出るオーラがそうさせるのか、執事でありながら館の主人とよく間違えられている。
    周防とはホスピタリティ精神の根本的な違いから常に冷戦を繰り広げている。
  • 「お嬢様だからって、何でも許されると思ってんじゃねぇぞ」

    周防衛士

    先代の主人の頃から館に仕える執事歴20年越えの大ベテラン。
    執事だけでなく全ての使用人をとりまとめる存在。
    後進の育成にも余念が無く、有望な人材がいれば自ら引き抜いてくることも。
    常に屋敷の隅々まで目を光らせており、階段や窓枠の隅の僅かな埃も見逃さない。
    その眼光の鋭さと小姑ばりの細かさから『イーグルアイ』の異名で恐れられている。
  • 「これはお嬢様と僕だけの秘密ですよ?」

    柏木セナ

    最近周防によって館に連れて来られたばかりの最年少執事。
    本人も周防もあまり素性を語りたがらないため、使用人達の中で『実は周防の隠し子説』がまことしやかに囁かれているが、盛大な誤解である。
    お嬢様のお世話どころか自分の身の回りの世話も苦手なため、現在周防がつきっきりでスパルタ教育中。
    甘いものが大好きで、お嬢様のお菓子をつまみ食いしては怒られている。
  • 「Yes, my lady. オレに任せときな」

    ジル・ラグレーン

    アーレンの壮大な気まぐれによって、なぜか共に館に仕えることになった。
    その他の仕事については恐ろしく万能だが、まともな紅茶が淹れられなかったり、本人はスコーンだと言い張る謎の黒い物体を生み出したりと一部の才能は壊滅的。館の執事になってそれなりに経つが、未だ番犬達に懐かれず威嚇されることが密かな悩み。
    以前の名残りで元主人のアーレンには逆らえない。
  • 「ボクはいつでもキミの味方だニャ。わからないことがあったら、なんでも相談してほしいニャーン」

    トレーボル

    あなたの部屋に置いてある大きな黒猫のぬいぐるみ。愛称はボル。
    あなたが初めて抱きしめた瞬間、大人の事情により突然魂が宿って言葉を話し始めた。
    大人の事情により、あなたが行き詰まると色々とヒントを与えてくれたりする。
    本人曰くまだこの世に生まれて一年くらいらしいが、たまに妙に達観した物言いをすることがある。
    背中にジッパーがついているが、開けると即ゲームオーバーとなる。
    中の人などいないので、絶対に開けてはいけない。
タイトル
Rouge et Noir -Butler-
対応機種
Your brain / Your heart
ジャンル
女性向けADV
発売日
20021年4月1日
価格
未定
CERO
「∞」
UP