出版社の編集部へ所属して2年、初めて自分だけの担当作家を持つことになったあなた。
緊張して迎えた顔合わせの日、現れたのは美形の青年作家・小石川肇だった。
肇の物腰の柔らかさと丁寧な対応から安堵するあなただったが、打ち合わせや執筆の手伝いを重ねるうち、彼の独特な世界観が明らかになっていく。
「恐怖と恋心には、一種の共通点があると思っているのです」
そう微笑む肇の真意とは……?